Diaries written in July 2019.
July 31, 2019.

リリースしたものにバグを見つけて直すなどしていた.障害対応は平常心でいくのが良いと聞くし,私もそうだと思うのだが,まあそうかんたんに平常心で済むなら困りはしない.


自分は生涯で,あと何本ゲームがクリアできるのだろう,みたいなことはふと考える.生きていても思うように身体が動かなくなったりするのは世の常なので,遊べるうちに遊んでおきたいという気持ちは強くある.
勘定の仕方にも依るだろうが,極度に非常識でない範囲で最も厳しく見積もれば,私だって人生の中盤に差し掛かっているのである.「これからやりたいこと・できること」ではなくて「残された時間で何ができるか」という見方で考えたくなるときのひとつやふたつくらいある.

みたいなことを考えていたら,ちょうど同じようなことを書いている文章をみつけた.私と同じようなことを考えているのが,私以外にもいるのだ.という事実を知るのは,やはり悪い気はしない.


July 30, 2019.

リリース担当のプロダクトに直前でバグを発見して急ピッチで直していた.先輩社員に大きく助けられた.


他人に本質的に助けられたと私が自覚している出来事を久々に経験したと認識している.かような認識機能が私の中に残存していたことが,私にとっては非自明なことで,かつ嬉しいことであった.


July 29, 2019.

二日前にさかのぼって日記をつけているわけだけれども,特に思い出せることがない.

最近は電車の中で数学書を読むのをさぼっていた.今週に入ってから,少しずつ読むようにしている.やはりずっと手を動かし続けていないと勘が鈍るような感覚がある.忙しいといえば忙しい.


July 28, 2019.

除湿機を買った。小ぶりで良かった。


ついでに外に出て、コミケ入場用のリストバンドを買った。


July 27, 2019.

日がな一日ゲームをしていた。簡単だとやっている意味がないので、難易度を上げてやっていたのだが、それでも必殺可能なパターンを見出してしまったのでなんだかなあという気持ちになっている。


July 26, 2019.

予備校時代の同期と飲み会をした.騒いで迷惑をかけた.どうもすみません.


とかく法律が好きで,勉強も法律,遊びも法律,みたいなやつがいるのだが,そいつが将来のパートナーの存在可能性について思案していた.
お前のその法律への愛情は学問に呪われた結果なのだから,その呪いと向き合え,みたいなよくわからないことを言ってたら終電の時間が来ていた.


July 25, 2019.

給料日だった.自分の給料額を見て真面目に考え始めると,ともすれば思い詰め状態のようになってしまうので,あまり考えすぎずに目の前のことをきっちり取り組むのが良い,という結論に着地させた.


とは言うものの,なかなか目の前のことにもきちんと取り組めているか,しばしば不安になるのだが.


July 24, 2019.

結婚式への招待状が届いたので,数年ぶりにドイツ語を書いた.


July 23, 2019.

帰り道に花火があがっているのを見た.子連れの方々がたくさんいた.


July 22, 2019.

いきあたりばったりの人生をいつまでやってられるのだろうかと不安になることはある.とはいえ,「計画性のある人生」というものを私がやれる気質であるとは思わないし,過去に積んだ経験に即して,わざと無計画を計画している側面もあるので,とりあえず事故などに遭って半身不随とかになるまではこのまま行くしかないだろうとも思っている.


July 21, 2019.

選挙に行った.

3年ぶりに型なしラムダ計算のベータ簡約をした.


July 20, 2019.

計算論をちゃんと勉強したい気分になったので,ちょっとだけネット上の pdf とかを眺めていた.

あとはだいたい閃の軌跡4をやっていた.


July 19, 2019.

仕事はいつもどおりだったと思う.ちょっとハマっているポイントがあるので,自分の技術研鑽がてら週末に調査に乗り出す予定.

社外 LT へと発表しに行ったら,私同様に文2出身でいまはエンジニアをやっているという人に遭遇した.数学はツールとして使っているという話をされて,普通はそうだと思うと返した.
はたから見れば文系→数学系→技術系という思い切ったハンドルをしているのがすごいと思ったと言われたが,私がフラフラし過ぎなだけだと思う.ちゃんと自分の軸をブレさせずに生きるのは私にはできない.
いろいろな人がいろいろな話をしていて面白かった.またこういう機会をみつけて行きたい.


July 18, 2019.

遺された方々に何かしらの救いがありますよう.


July 17, 2019.

日記に書いているだけで最早何度めかわからないが,傍目から見てともかく,私自身の内面としては精神の調子が悪い朝だった.時間経過で緩和されることはわかっているので,特に気にはしていないのだが,とりあえず印象には残っている.


昼食は最近接点が少なくなっていた人事の方と食べた.今だからいうけれど,入社当初はそれなりに不安だった旨を告げたら意外だと言われた.そのことが割合予想通りだったので,私にとって大した驚きはなかった.
いまのところ仕事に関して最低限のラインは越えていると思う.それ以上はどうだかわからない.


July 16, 2019.

夜にボドゲ交流会をした.かなり楽しかった.
だいたい知っている顔ばかりだったのが少し残念だったかもしれない.


July 15, 2019.

中学受験の算数で,その後の人生では二度と使わないナントカ算をやらされたのは時間と資源の無駄だったというツイートを見た.それだけだったらその人個人の話なので,「気の毒でしたね」でスルーするところなのだが,その経験が他の人に対しても当てはまるかのように述べていて,やや気になった.


中学受験,
・結構な割合の子供が4年生くらいから塾に通い始める
・4年生だと変数みたいな抽象概念は理解できないことが多い
のだから,いきなり数学をやらないのは当然だと思う.大学1年生にブルバキで教えても理解できないのと同じ理屈である.

一方,中学受験用の教材を紐解いて眺めればわかるが,「〜を①とする」は頻発する.①が x になればそのまま方程式である.見てくれが我々の見慣れた方程式と多少異なるだけで,本質的には方程式と同じことをやっている.
では,名前を付け替えて何をしているのかと言えば,「〜を①とする」の手前,つまり式をどう立てるかを見抜く力を養っていると言うべきだろう.
以下は私の友人の発言の引用であるが,正鵠を得ていると思う.

「中学受験算数で方程式を使わせることの是非は結構話題に上がるけど、方程式ってのは数式立ててからの解き方だから本質的に中学受験算数とは関係ないんだよな。○○算を学ぶ理由って式の立て方を学ぶことなんだから。」

どのような式を立てるべきか,何を①と置くのが適切か,それを文章から見抜くのは訓練なしには非常に難しい.その訓練のための教材は,子供達の発達段階を踏まえた適切なものを用意しなければならないが,言うほど簡単にできる仕事ではないと思う.少なくとも,
・四則演算の逆算をする力(=方程式を立てたあとの計算力)がほぼゼロの状態で
・適切に①を使える力(=適切な方程式を立てられる読解力)を並行して教える必要がある
・一方,学年によっては①ですら抽象的でとっつけない(から,線分図を書いたりする)
ことくらいは念頭に置いてもよいのではなかろうか.


以下はまったく個人的な回想である.
算数がとても苦手な子で,方程式の存在だけを知っていた子がいた.どんな問題もとりあえず方程式を立てて解こうとするのだけれど,何を変数に置くべきか,変数を置いてからの変形はどうすればいいのか,全くわかっていなくて,全然解けていなかった.
その子の口から「お父さんが算数教えてくれるの」という発言を聞いたことがあった.多分家庭からの(私に言わせれば,余計な)入れ知恵が入っていたのだと思う.

大人にとって理解できるということと,子供にとってそうであることは全く違うのだと実感した話.


July 14, 2019.

大学時代の同期と水タバコを吸いに行った.ベルガモットティーを注文したところ,非常に後味が良かった.


彼は博士課程で頑張っているようだ.最近投稿してもらった論文を見せてもらった.得体の知れない謎空間で直線概念を定義し,その上で貪欲法の連続拡張版アルゴリズムを回すという論文だった.いちおう応用例について書かれていたが,明らかにこの手法のために作った感じだった.
そういうことが許されるコミュニティに投稿しているから,と言っていたし,何ならかつての私自身もそういうことをしたがる人間だったので,人のことは言えない.それ以外の点でも,苦労が見え隠れして面白かった.

それ以外には,某社のインターンに行くことにしたり,来年度の食い扶持のことをどうするか考えたりしているそうである.アカデミアも楽ではなさそうだ.というか,状況は悪化する一方だと言っても差し支えないだろう.


お互いぬるっと生きていけるといいのだが.


July 13, 2019.

閃の軌跡3のエンディングがあんまりにもあんまりだったので,閃の軌跡4を購入した.


July 12, 2019.

ランチでサラダをたべた.

サラダだけだとお腹が空くのではないかと危惧していたが,けっこうしっかり食べた気になれたのでよかった.
自炊をしないたちなので,野菜が不足しがちな自覚はある.定期的に行くのも良いかもしれない.


会社の Tech Talk はキーボード回だった.親指付近に6個もキーがあっても人間にはつかえないとか, HHKB の打ち心地とセパレート性を両立するために HHKB を2つ用意する人がいるとか,労働は身体に悪いとか,いろいろ楽しい話が聞けた.


家に帰ってから閃の軌跡3をクリアした.完全に風呂敷を広げた状態でエンディングに突入したので,スタッフロールを前に「まじかよ……」と声が出てしまった.


July 11, 2019.

傍から見てどうであったかはともかく,自覚としてすこぶる調子が悪かった.

この1週間は細かい改善系タスクを主にやっていた.別に悪いことではないのだが,売上金額的に大きい話ではないし,改善するのにも(大なり小なり)時間がかかるので,あまりこればかりやってもいかんよなあ,と思っていた.
とはいえやったほうが良いものたちばかりだと私は思うし,とりあえずすぐ手が出るのでやっている.一方できちんと勉強の分量を取ることは大事なので,週末なり夜なりにきちんと時間をとるようにしたい.


……ということでここ最近はあんまりプライベートで勉強していないことを告白してしまったのだが,理由は簡単で,閃の軌跡3がもうすぐでクリアできそうというところに来ているからです.


夕会のあとに,普段あまり話す機会のない,同じチームの人と雑談をした.いわく,私のことを「吸収の早い人」と思っていたらしい.私は全くそのように思っていなかったので,けっこうびっくりした.
自己評価と他人からの評価が全く噛み合わないのはいつものことなので,いい加減慣れるか補正をするかどちらかしたほうがいいのだろうけれど,どうすればいいかよくわからない.


July 10, 2019.

一日中お腹が痛かった.多分昨日中華を食べすぎてお酒を飲みすぎたせいだとおもう.おいしかったからよかったのだけれど,飲みすぎ食べすぎは毒だし,今後は気をつけたい.


July 9, 2019.

夜にプライベートで付き合いのある人とごはんに行った.自分のことを健常者だと言い張る時点で健常性が怪しいという話をした.久々に飲みすぎた,気がする.


July 8, 2019.

先週見つけたスープスタンドの向かいにある天ぷら屋さんに連れて行ってもらった.おいしかった.半熟卵は天ぷらにできることをはじめて知った.

昼食を摂りながら VRC へ勧誘された.Windows のディスクと,グラボと,グラボを挿すための端子と,HMD を買えばいいらしい.……文字列にしてみると結構多いな.


July 7, 2019.

夜にコーチングの本を読んだ以外は一日中ゲームをして過ごした.


July 6, 2019.

夜に代数幾何のセミナーに出た以外は一日中ゲームをして過ごした.


July 5, 2019.

少し早めに退社して,修士時代の研究室に顔を出した.今年の3月に博士号を取った方が,PAC-Bayes の理論研究をいまはやっているらしく,その話を聞きに行くことが目的だった.

PAC-Bayes は全くつついたことがなかったので,専門的な議論はだいたいわからなかった.自分のわかるところまでとりあえず理解してよしとした.
機械学習,応用よりも理論のほうが好きだが,じゃあ理論がとても好きかと言われると微妙なんだなあ,ということに気づいた.

日付が変わる直前辺りまで居座って油を売った.ついでに,修士時代に研究費で買った本たちのうち,最近気になっていることがらと関係が深いものを2〜3冊ほど持ち帰った.そのうちの一冊は TaPL である.


July 4, 2019.

仕事で GCP と k8s をはじめた.つかったことのない技術なので,感覚を掴むまでが大変である.


夜に微分幾何学の勉強会に出た.「任意の位相空間はパラコンパクトということにしてよくないですか」という発言をして笑ってもらえたので,しばらくは出てみたい.

学生時代は幾何と工学の境界領域みたいなところをフラフラしていたのだが,幾何学をまじめに勉強したことはないといっても良いかもしれない.例えばコンパクト可微分多様体がユークリッド空間に埋め込めることの証明は読んだことがない.いい機会なので,こういうことにも手を出してみようかという次第.


July 3, 2019.

今日の昼も,昨日行ったスープスタンドに行った.今度はミネストローネとコーンクリームスープを注文した.おいしかった.程よくお腹がふくれた.


仕事の方は,他の社員さんがメインで手がけていたデータベース改修が完了した.無事故でうつしかえられたので,かなりほっとしている.


July 2, 2019.

ひとりで昼食を摂った.私はひとりで昼食を摂ることは好きである,と書くと顔をしかめられるかもしれないが,ともかくそうである.
別に他の人と行くことが常に嫌なのではないし,楽しく食事を摂れることもよくある.親睦を深めるという観点から見て,それなりに有用性があることは全く否定しないし,食事の時に出た話題が勉強になったり,あるいは普通に喋っている事自体が楽しかったりもする.

ただ,「ひとりで食べてもおいしくない」という感覚は私の中にはない.良好な関係性の存在を確信できていなかったり,或は何を会話に持ち出すべきかをはかりかねている相手に対して相対することは緊張を伴うが,その緊張に思考回路を取られ,食事の味が意識の俎上に登らないということはこれまで何度もあった.
更に私の性悪なことに,そういう時にどこでどういうメニューを食べていたかだけをきちんと記憶していることがあって,それが原因でその店ないしはそのメニューに対する苦手意識が醸成されることさえある.たぶん一般的な基準で見れば,食事嫌いな方なのだとは思う.

ひとりで食べる分にはそういうことを気にすることはない.相手が何を食べたいか推し量る必要も,何を話題に振るべきか考え倦ねる必要もない.自分自身の気分を最大限に優先できる気楽さは,私にとって代えがたい魅力なのである.


そんなわけで,散歩中に見つけたスープスタンドで,牛肉と野菜の赤ワイン煮込みスープを注文した.いい加減な人間なので細かい味の違いはよくわからないのだが,とりあえずおいしかった.また行きたい.


July 1, 2019.

障害対応で一日が終わった.たいへんだった.


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