Diaries written in November 2022.
布団をたたんでよいのでたたんだのだが、たたまれた布団が置かれていることに違和感がある.
風呂から上がるとき、ねこが飲むための水を入れる洗面器に水を入れ始めてから「あ~これ入れなくていいんだったな…」と思ったけど、そのまま入れておいた。
昼に葬儀をした.葬儀に向かうときは大雨だったのに,終わったときには秋晴れとも言うべき青い空だった.
風呂から上がったときにドアをあけたら誰もいないし、居間で過ごしていても足元を徘徊するやつがいないし、布団には先客がいないしで調子が狂いまくっている。心がついてこないのはまだいいとしてなんか身体がついてこれないようで、何気ない動きをしようとするときに一瞬止まってしまう。
明日からいつも通りの仕事に戻る。
ねこ,今日の未明に私が見守る中で亡くなった.晩年は病気や不調と闘いつつも20歳を越えて生きたので,天寿を全うしたのではないかと願っている.
今日通夜をして,明日葬儀をする.
何度かねこに水をやるために夜中に起きては寝るを繰り返し,きちんと起きたら正午だった.
ねこの介護をしてたら稼働が数割引になる話を上長にしたら「話聞いてる感じ、プチ子育てですね」と言われた。トイレの世話をしたり食事の様子を見に行ったりあやしたりしまくっているので、そうかもしれない.上長は子育て経験者だったので、当時は大変だったのではないかという話を聞いてみたところ、育休と、保育園という文明の利器とでなんとかなったという話だった。「保育園はすばらしいですよ」。この話を聞いて保育園に勤めている人の給料がたくさん増えてほしいという気持ちが芽生えた。
ところで夜のことだが、ねこが「たてないよ~」という感じで横になって鳴いていて、ちょっとかわいそうだったので起こしてあげたらまた横に倒れるというのをn回繰り返したところでへばって放置してみたところ、放置扱いにブチ切れ散らしながら気合一発で起き上がりよった。いまはまるくなって座っている。
正直なところを言うと11月頭には亡くなるだろうと思っていて、看取りするのか…すげえ嫌だな…と思っていたのに、もう11月も終わりかけである。ねこのことなんもわからん。
とはいえどんな結果に終わったとしても、老いた生命に対してある程度まとまった時間と共に向き合う経験ができたのは良かったと思う。楽しい話ばかりではなく、つらい気持ちになることも多々あった(勿論、いまもだ)けれども、それでも。
今日も今日とてねこがめちゃくちゃ絡んでくる.ねこがおとなしい間にごはんにしてくるのにも,ねこに布団から追い出されるのにもいい加減慣れた.
ねこが朝からキレ散らかして大変だった.どうやら本人的には風呂場で水浴びと水飲みがしたかったのと,人間の布団を占領してうたた寝がしたかったのに,ケージに入れられてそれができなかったことでおこだったようだ.いまは私の布団の上でおとなしくしている.
ねこをケージに入れるようにしたらだいぶ楽になった。申し訳なさがないわけではないが、自分の体力を無限に使ってあげるわけにもいかないのでねぇ。ケージに入れないと頭を壁に激突させ続けながら謎の進軍を続けてしまうので、その観点でもケージに入れざるを得ないところがある。
ねこの介護,睡眠不足状態でやるとどうしてもイラついてしまうので人間がきちんと寝るのが肝要だとわかった.のだが,本日はねこに敷き布団を奪取されたのでさむい.仕方がないので毛布をもう1枚取り出してきて,布団には斜めに寝ることで事なきを得よう(?).
ねこの面倒見が完全にルーチンと化してきた.
ねこ、段ボールに足を3本だけ入れて就寝体制に入るのがマイブームらしい(なんだそれは)。
今朝のねこ、無限に家の中を散歩し続けている.昨日の夜もそうだったが、昨日の夜は寝ている私に激突してきたところを捕まえて布団の中であやしてたら勝手に寝た。そのまま私も寝て起きたらねこは段ボールの中にいた。
別の部屋に行って帰ってきたら、どうやら私が別の部屋に行ったことで私の布団が空いたと思ったらしく(実際そう)、私の布団を我が物顔で占領している。
ねこがトイレを間違えて大惨事になったので、ついでにねこのトイレ本体も大掃除をした。掃除が済んだときにはすでに日付が変わっていてげぇと思ったが,都合がよかったかもしれない。ねこのトイレ掃除が済んだあとなので、シャワーを浴びて自分の身体もまるごと掃除するか。とりあえず祖母が退院してくるまでどうにか元気にしてもらうというのが一つの目標って感じだ。いまの具合ならもう少しがんばってくれそうだが、できればもう少し食ってほしい。
…といった具合にこっちがあれこれ考えている中で当人(ねこ)はいつのまにか寝ているのであった。まあねこはそういうもんだし、いままで人生通してお前さんとじゃれてた時間は楽しかったし、ええか、という気持ちだ。
ねこに起こされる健康的な朝.
冷蔵庫から賞味期限が4年前のバターが出てきた。さすがにだめだろう。しかしそれはそれとしてバターは欲しいので、買い出しに向かうことにする。
ねこも人も老いていくのは仕方のないことだが,やはり同時に寂しいものだ.
ところでそれはそれとして,実家を離れるタイミングで高校時代の一番仲に会いに行くことにした.その友達に軽く予定を打診したところ,「今年の魅力度ベスト3に入るイベントだから全力で調整する」と言われてしまった.嬉しい反面,もうすこし魅力のあるイベントは普段ないのだろうか……と心配になった.
私はあまり友人を数多く持つタイプではないと思っているが,他方で要所要所でそれらの友人に声をかけたときにこのように大変好意的な返事をもらえることは,とてもうれしいことだ.
ちょっとねこの具合が悪そうなので,人間もおやすみにして様子を見ることにした.とはいってもだいたい寝ているが…
様子を見ていた結果,このねこはちゅーるが嫌いであることがわかった.このねこが一筋縄で行くわけがなかったが、それにしたってちゅーるに手を付けずに同じような見た目と形状の栄養食のほうを食べるとは思っていなかった。
ねこ、前評判ではペースト状のめしは食わないグルメ奴だと伺っていたのだが、出来心でペーストを献上してみたところ食べた。摂取カロリーがあきらかに足りてないのが問題だったのだが、これを食ってくれるとなると選択肢が増えるのでどうにかなるかもしれない。
また,さっきまでねこ用ホットカーペットの上で昼寝してしまった。これはねこが寝たくなるのもわかる感じだった。
ねこ、ねぐらに入ろうとしたところでコケたか何かしたようで大きい音が鳴ったので、見に行ったら「ん゛なぁ~~~ん゛なぁ~~~」とキレ散らかしていた。なんやなんや。
とりあえずケガはなさそうだったのでよかった。次に買い出しに行くタイミングでねこのめしを仕入れないといけないな。
布団の中でゴロゴロしてたら,ねこがモーニングコールに来た.
前日夜からリゼアンラジオの日だったので布団に潜り込んでいたところ,ねこがやってきたので,いっそリゼアンを布教してやろうと iPad を目の前に出してみたのだが,そうしたら iPad に背を向けてしまい,挙句ラジオが始まる時間には寝ていた.
ねこ,いままでかつおしか与えていなかったのだが,本日まぐろを与えてみたところ当然のように食べ始めた.どうやらまぐろも行けるらしい.
更に食事即睡眠に入った.ねこ式ドカ食い気絶部と思われる.年齢的には心配なところだが,起こしたところでこちらにひざまくらを要求されるだけな気もするので,このままにするか.
その後,いろいろあってやや苛々して独り言を言っていたら,ねこが起きてきて食べ残しためしを食べて水を飲んでいる.起こしてしまったとしたら悪いことをした.好き勝手に起きてきただけかもしれないが,それは当人(当ねこ)のみぞ知る.水を飲み終えたところでそのまま段ボールに戻っていった.今日はコロコロされなくてもよいらしい.めしをちょっと替えたのが満足いただけたのか,人間が疲れてそうなのを察したか,単にその気分ではないか.
と思って私もベッドのところでゴロゴロし始めたら,猫が段ボールを抜け出して横まできて,
「ん゛なぁ〜〜〜〜〜!!!!!!」
はい.働かせていただきます.
私の寝床がまたしてもねこに半分占領されている.たぶんマッサージ不足による不満を表明しているものと思われる.これ私が寝返り打ったらどうすんだ,おちおち眠れもしない,と思っていたところ,しばらく根比べしてたら向こうが根負けして段ボールに戻っていった.
ねこ,人間が横向きになるとねこの面倒をみなくなると知っているらしい.
ねこ「ん゛なぁ」
わたし(わからんのでソファに座ってみるか.マッサージならこのまま乗ってくるが)
ねこ(目の前を通り過ぎる)
わたし「じゃあめしだな…って皿に残ってますけども,ほれ」
ねこ(しぶしぶ一口食べて残す)
わたし「新品を出せってか(皿に新品を出す)」
ねこ「ガツガツ」