NieR:Automata

概要説明

機械生命体と私達アンドロイドを分かつモノは何だろうか。意思と感情を持つに至ったロボット達。彼等が死の間際に振り絞る、最後の叫びが今もまだ、私の中に残っている。（出典：本編での 2B の独白）

登場人物やゲームシステムについては上記公式サイトを参照してください．ここでは，ネタバレにならない範囲で，私が感じたこのゲームの魅力を幾つか挙げてみることにします．

アクションゲームを普段遊ばない人から，玄人さんまでを幅広く受け容れるシステムが組み上がっていると思います．

初心者向け要素
- フレーム単位での操作が要求されることはほぼないです．迷ったら回避連打でだいたいなんとかなる．
- コンボ分岐は少ないので， 戦況に応じて 技を出し分ける必要はそこまでないと思います．
- 回避直後やダッシュ中にモーションが変わるなど， 見た目のかっこよさのために 技を使い分けて楽しむことが よくあります ．
上級者向け要素
- 難易度を上げればオワタ式にできます．いつでもどこでも緊張感のある戦いを．
- 武器は種類ごとに特性が異なるので，上手く使い分けることでより楽しく遊べると思います．

とはいっても私はガチガチのアクションを遊ぶことが少ないので，アクションゲームの玄人さんに向くのかどうかはよくわかりません．

私が感想文を書こうと思い至った理由の大半がここです．このゲームを一言でまとめるなら，

人間ではないアンドロイドを主人公に据えているにも関わらず，「人間とはなにか」という問いをテーマに持つゲームである

と言ってもよいような気がしています．とはいえ，頭を使わないとストーリーについていけないゲームというわけでは全くないです．

あんまり頭を使いたくない人へ
- 主人公である 2B および 9S の服装や身のこなしの時点で情報量がとても多いので，それらを「なんとなくエモい」くらいに楽しむのでも充分たのしいはず．
- セリフの数自体はそこまで多くないので，「文章読みたくないので映画っぽい方がいい」という人にもおすすめ．
頭を使いたい人へ
- メインストーリーは勿論，細かな設定などにも意味を見いだせる事が多いです．例えば，2B や 9S はどうして目隠しをしているのでしょう？
- 舞台背景について説明したアーカイブも充実しているので，考察する余地がたくさんあります．

あまり肩肘張らずに1周遊んでみてください．きっと3周はやりたくなると思います．